第二次世界大戦中
ユダヤ人であった為にナチス
の強制収容所に送られながらも
なんとか生き延び、後年、
強制収容所体験に基づいた『夜と霧』
という著書を発表したオーストリア
の心理学者であるフランクル博士は
こう言っています
「人生を問うなかれ、人生そのものが、あなたに問いかけている。今、この瞬間の、あなたの選択を問うている、そして、その選択の集大成が、あなたの人生なのだ。」
あなたの子ども時代
親にとても傷つけらとして
その傷つけられたことから
とっているあなたの選択があります
親に傷つけられた
今のあなたはどんな選択
をしていますか
例えば
そんな親でも許す
と決めたとして
もちろん
許すなんて無理という方も
沢山いると思いますが
仮に許すと決めてみる
そうすると
許すにはどうしたらいいか
を考えます
私自身、親を許せなかった
時がかなり長くありました
でも
許したいと願う時も
有難いことにやってきました
それは、父が死んだ後で
なぜかというと
死んだ後もなお父を許せない
自分が嫌になったからでした
そこで
カウンセリングと出会い
心理学を勉強しようと新たな道
が開けたんのですが
(私のケースです)
心理学やカウンセリング
を学び始めてとても驚いたこと
がありました
それは
沢山の人たちが
自分の経験を受け入れよう
苦しく悲惨な経験があったけれど
乗り越えようと懸命に学んでいる
様子でした
親との問題でも
親からDVを受けていた人
ネグレストなど無関心や恐ろしい
ほどの孤独の中で生きてきた人
過干渉により何も自分で選べず
親が描いた通り、言われた通り
にしか生きられなかった人
そんな親がいた人たちが
それを自分の反面教師にし
哀しく淋しかったからこそ
自分が親になったら
大人になったら
「どうしたらいいのか」
「こうならない為には」
と熱心に学んでいる人たち
が居た場所で学べたことは
どんな親に育とうとも
どんな環境にいようとも
人生は自分が何を選択するか
で色々な方向に変えることができる
と体験できた貴重な場所でした
—
親の愛情が少なかったから
他人の愛情なんて信じられない
自分は親から愛されなかったから
自分も誰かを愛せない
親が修復しようとしなかったから
哀しみや苦しみはなくならない
そう思い、そうあること
を信じることは実は自分の選択で
その選択は
あきらめや怒り、憎しみ
をもち続けることを選んでいる
ことでもあって
本当は
どうありたいか
どんな選択をするか
は自分で決められます
だからもう
「親」のせいではないし
「親」の人生を生きなくていい
「親」もまた
心というものの大切さ
誰かを愛するということ
それを知らず
経験することできないまま
初めて親になってしまった
親も大変だったのだ
と、自らが学び変わっていく
ことも選択できます
何を「選択」するか
恋人にふられた時
相手のシアワセを祈ることも選択
人はもう信じない!と生きるのも選択
復讐や攻撃をするのも選択
自分の人生の時間を
どんなふうに過ごし
どんなふうに生きるのか
これは
自由な「選択」なんですね
選択の繰り返しが
最後ふり返った時
「わたしの人生はこうだった」
という最後の結末となり
それが、最初に書いた
フランクル博士の言葉につながる
のだなーと感じます
子どもの失敗を
叱りつづけ、責め続け
お説教するのか
失敗したけれど
良いところもいっぱいあるね
と抱きしめてあげるのか
「選択」の積み重ね
それが明日をつくるんですね