感情をないがしろにしない

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私たちは、自分のことをどれだけ分かっているでしょうか。

自分の直感や正直な気持ちよりも、何かの価値観や誰かの尺度や評価に合わせることのために正当化や誤魔化しをしたりしていませんか。自己評価ではなく、他者評価を高めることが行動の基準になっていませんか。

自分の外側への評価ばかりに意識がいくと、心や感情の方をないがしろにし、見ないふり、聴こえないふり、気付かないふりをしてしまうことがあります。それが日常化してくると、やがては、自分が何者なのかすら、分からなくなっていきます。

「こういうものだ」
「こうすべきである」
「決められたことだから」

自分の本当の声を聴こうとせず、分かったつもりになっていくと、心はとても疲れます。そして、心の悩みを解決する気力すらをも失い、誰かに合わせたり、依存したり、従属することで、これが自分の価値観だ、アイデンティティだ、と何かの色に染まることで安心感を得ようとしたりします。

正直な自分と向き合う時は、本来の自分らしい”エネルギー”が流れだします。

というのも、身体にはもともと、本来のあるがままの状態になろうとする力(ホメオスターシス)が備わっています。その力が100%発揮されるほんのちょっとした適切なキッカケが与えられるだけで、心と体はみるみるうちに本来の姿を取り戻すことがあります。

占いやカウンセリング、セラピーなどの本来の意義は、心身の内に秘められた「奇跡的な力」を体験したり、取り戻すことだと思うのです。

そして、自分らしくあることに「自信」を取り戻すことで、心やカラダが癒されたり、自分が求めていたものを引き寄せていくことになっていくのだと思います。

占いなんかでも、当たると嬉しいですよね。又は、自分が欲しい答えを言ってくれることで元気になれたりします。

でも、当たらなかったり、自分が本当に欲しいと思っている答えを言ってくれないと、他の占いや占い師さんを探し彷徨いはじめます。占いジプシーみたいな人たちです。

占いにはまってしまう人たちは、この「当たる」「やっぱりそうだよね」「私が思っていた通りだった」という気持ちを得たいがために、その答えを与えてくれる人を無意識に探し求めています。

占いで得られるプラスの作用は、自分のことを分かってくれた、これでよかったんだ、という安心感と自分はまちがっていないという自己肯定感だったり、自己浄化ができることだと私は思います。私も、一時占いにはまり、○十万というお金を使いました。

何が伝えたいかというと、本当の自分らしさを受け入れたり、認めたりすることが、何よりの自己セラピーだと思うのです。そのためには、自分の感情をないがしろにしないということが大切で、「自分の心の状態や感情」を、こんなもんだよ、とか、仕方がない、とか、というふうに軽く捉えたり、扱ったりしてはいけないのです。

自分らしくキラキラ輝きながら生きる「いのち」とは、同じようにその人らしく生きている「いのち」に連動したり、共鳴します。

それは、無意識の世界とのつながりからでもあったりします。だからこそ、まず自分の感じている、さらには感じてきた感情をないがしろにせず、自分でしっかりと感じ取り、どうしてそういう気持ちになるのか、その原因を知り受け入れ、手放していくことで、人生が自分のものとして、甦ってくると思います。

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