人間だけが言葉を使います。言葉が、人を勇気づけ、人を支え、人を助けます。けれど時として、言葉があるが故に、言葉に囚われ、傷つき傷つけ、命をも落とすことがあります。
そんな時、人間には、五感があることを思いだしてください。五感で感じること、それは生きる力を思い出させてくれます。そして、自分への愛が蘇ります。食べ物が美味しいと感じられないとき、自分の呼吸すら感じないとき、大切な人たちの言葉が聴こえなくなったとき、孤独だと空を仰ぐこともなくなっているとき。
たとえば、
愛だけが導く. ただ、愛だけが導く。 愛だけが、曲がったものを直し、修復し、調整し、立ち上がらせる。
出典:超訳ニーチェの言葉II
こんなニーチェの本にある言葉すらなんの慰めにもならない時もまた、五感が喜ぶことをしてみるといいですね。
見つめ合うこと
触れる合うこと
耳を傾けること
香ること
味わうこと
好きな食べ物をすこし作って食べてみる、愛しい人と目をみて笑い合ってみる、大切な人とちょっとどうでもいい会話をしてみる、いい匂いだと感じる場所へ足をのばしてみる、お気に入りの音楽を久しぶりにゆっくり聴いてみる。
そんなところから、やり直してみると、気分は落ち着き始め、少しずつ現実がまた変わり始めます。
ちなみに、私は今これがとってもお気に入りです♡
長くて退屈で重たい 愛の本 でも君が読んでくれるのが好きなんだ
君なら なんだって読んでくれればいいんだ
by Peter Gabriel – The Book of Love