- 人間には五感があります。
五感が研ぎ澄まされていることで、人は様々な生きる上でのトラブルや問題を回避したり解決してきました。
例えば、食べるものでも昔の人は、その食べ物の匂いや触った感触や色合いを見て、腐っているか、まだ食べられるかを判断したり。
子育てでも、赤ちゃんの泣き声の声色や泣き方で、オムツを替えてほしいのか、お腹がすいているのか、抱っこしてほしいのか、などをお母さんは判断し必要に応じて子どもをあやしてたり。
しかし、今、この五感が鈍ることで、様々な変化や潜んでいる問題に気がつかず素通りしてしまい、気がつけば大きな問題やトラブルを抱えることになって苦しむことになります。
それでは、どの様に日常生活を過ごしていくと五感は鈍るのでしょうか・・・
- 目に見えるものしか信じない
- 人工的な匂いを良い匂いだと感じる
- 夜型の生活を好んでする
- 体調の変化や不調に気付かない
- エゴと自分の心の声の区別がつかない
- 目に見えないものを信じようとしない
- 添加物や化学物質が含まれたものを食べても何も感じない
- イライラした感情を人やモノに当たって解消しようとする
- 自然の中に楽しさを感じられず人工的に作られたものを好む
- 自分なりのこだわりよりもつくられたイメージをそのまま受け取る
- 感情を出さずに常に我慢をしている
- 朝日や夕陽を浴びることに嫌悪感をもつ
- 文句や悪口ばかりを言う
- 煙草をいつ何時でも吸わずにはいられない
etc…
このような生活スタイルを続けていると五感は鈍ります。そして、感情のコントロールや周りとの人間関係においてもこのようなことがふえていきます。
- 人の本心が読めない
- 自分のことが分からない
- 相手の気持ちがわからない
- 自分の感情がわからない
- 自分の気持ちは隠して人に合わせ過ぎる
- 自分のどんな言葉が相手を傷つけているか理解できない
- 我慢し過ぎて突然爆発してしまう
- 暴力行為や破壊行為をしてしまう
このようにしてやがては、自分のことについて何も感じなくなり、人のこともどうでもよくなったりします。
あなたの五感は研ぎ澄まされていますか?自分の感覚を大切にしていますか?
頭だけで考えてしまい自分の感覚を閉ざしていませんか?
思考に囚われてしまい現実を正しく観られなくなっていませんか?
五感を磨くには、自分の心と対話する必要があります。そして、自分自身が感じたありのままを大切にしていくことが五感を研ぎ澄ます第一歩なんです。
まずは、自分の感情を感じること。そして、そのありのままの感情を自分以外の人に受け取ってもらうことが重要です。