防衛的になってしまう時

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防衛的になってしまう時

あなたが防衛的になってしまう時

防衛するという行為のかげには
あなたの古い痛みが隠れています

逆も同じで

もしも、あなた以外の誰かが
自分を守ることで精一杯だったなら
それは、防衛的であることの証です

そんな時には

「あなたは、本当は、何を必要としていますか?」

そう尋ねてみる
といいと思います

そして、それが分かったら
それに応えてあげてみて下さい
(もちろん出来る範囲内で)

防衛を手放すきっかけとなります

防衛的になってしまうところ
そこには、「痛み」と「欲求」があり

その「痛み」を避けるために
守ったり、闘ったり、逃げたり、責めたり

そんなことをしても
それを感じずにすむ、という訳
はないのに

むしろ

他の喜びすら
遠ざけてしまったり
妨げていて

それでも

古い傷を感じるより
古い傷に直面するより

「まだましだ」
と思っているかもしれません

確かにそう

「まだまし」かもしれません

けれど

それを続けていく、
ということになると

「防衛」という行為
にずっとあなたのエネルギー
を注ぎ続けなければなりません

それはどこかで
寂しいこと、満たされないこと
だと分かっていながら…

思いだしてみましょう

あなたが感じている
感情はあなたが変えていく
ことができます

どんな感情でも
あなたが感じている
感情ならば

あなたの手に負えない
ほどの大きさではない
ということを

そして

防衛のかげに隠れている
あなたのその痛みを、そろそろ勇気
をもって感じてみてほしいのです

その勇気をもてた時

その痛みの源になった感情を感じきってみる

そうすると

今まで防衛のために使っていた
エネルギーがあなたの本来の使うべき
場所へと戻ってくる感覚をもちます

さらに

その防衛の奥に隠れている
感情からも、新たなエネルギー
がわいてきます★

–参考(心理学的解説です)–

「防衛」という考え方は、精神心理学者フロイトさんによる、精神分析理論で用いられる概念のひとつです。
正しくは「防衛機制」といいます。

「防衛機制」とは
多くの人が、時に、危機的な状況に遭遇し、
そんな時には、自分の能力やリソースをフル活用して、なんとか乗り切ろうとします。
だけど、それまでのやり方では太刀打ちできず、なす術がない時もあって。

「防衛機制」とは
そういった状況下で生まれる、自分では到底受け入れがたい感情や体験をありのまま
に感じたり、直面することを避けることで、心が安定するように意識の連続性を維持しよう
とする ”無意識の働き” です

防衛機制の種類です

●抑圧
苦痛な感情や記憶を、意識にのぼらないように閉め出す働き。
親から虐待を受けている子供が、親へのネガティブな気持ちを感じないように
意識下へ押さえ込み、普段は感じないようにする等がこれにあたります。

●投影
自分の受け入れがたい感情や衝動を排除します、そして、それがあたかも相手のものであるかのように位置づける働き。
本当は自分が相手を嫌っているのに、その感情を排除して、逆に相手の方が自分を嫌っているように感じることが一例。

●反動形成
自分の受け入れがたい衝動を抑えこんで、その反対のものに置き換える働き。
本当は大嫌いな父親へのネガティブな感情を抑えて、逆に極端な丁寧さで接したり不自然に尊敬しようとすることが一例。

●同一視
自分にとって重要な人の特徴を自分の中に取り入れ、自分を相手と同じものとみなす働き。
好きなアーティストやモデルと同じ服を着る、同じ髪型にする、同じカバンを持つなどが典型例。

●補償
劣等感に対し、他の事柄で優位に立つことで、その劣等感を補おうとする働き。
勉強が苦手だという劣等感を持っている子供が、スポーツを頑張ることで埋め合わせようとすることが一例。

「防衛」という心の動き
にも必ず理由や背景があります

そして

日常の生活の中では
それを避けようと無意識に

あなたを突き動かす
行動パターンがあって

私たちはみな
意外と上記のどれかに当てはまる
行動を取っています

あなたはどのパターンで防衛しているでしょうか
見つめてみる参考になれば幸いです

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