「ぶちこわし癖」の愛着パターン
題名があまり穏やかではありませんが…
人との関係性や繋がりにおいて
「ぶちこわし癖」の愛着パターンを
もっている人がたまにいます…
(かく言う私も類型でいうとそこに属していることは内緒です)
■「ぶちこわし癖の愛着パターン」の特徴的な行動パターン
- 約束を不明確な理由でドタキャンや延期にする
- 記念日やお誕生日などお互いにとって特別で大事なイベントであっても
直前になりそこまで?と理由にならないような事を理由に中止にしてしまう - 究極的に「辞める」「別れる」「行かない」「やらない」と突然の宣言で
まったくあなたが悪くないのに付き合い自体を自らぶちこわしてしまう
「ぶちこわし癖」の愛着パターンを持っている人は
例えば、相手側に何か明確な理由や原因があって
その行動を選択するという事ではなく
「理由なきぶちこわし」によることが多いのも特徴的です
相手側からしてみると
明らかなる何か理由や原因が思い当たらない
という事が多い為に
「晴天の霹靂」とか「天変地異」
とまで言うと少し大げさかもしれませんが
そのくらいの突然な行動が故に
戸惑わされたり、混乱させられたり、傷をついたり
と大変な思いをしてしまいます
■なぜ「ぶちこわす」癖をもった人になったのか
答えは、愛着形成における「トラウマ」の存在があります
これは一つの答え、としてですが
愛着形成の時期に
「もの事は何もかもぶちこわされて駄目になる」
という経験や関わりのパターンを繰り返してきた事
があるはずです
「何をしてもぶちこわされてしまう」
「何をしようとしてもぶちこわされてしまう」
といった周囲との関わり方や環境があったことで
「世の中の道理はぶちこわし」とまで
の特殊なインプリンティング(刷り込み)が形成されている
と考える必要があります
■「ぶちこわす」癖愛着パターンをもった人が抱える問題
ですが、大抵の現実的な人間関係の中では
「そんな人は救いようがない」
「そんな奴とは関わり合いたくない」
とその人からさっさと逃げ出す、離れる、でしょう
その判断を下す事はやむを得ないと思いますし
社会的な関わりの中ではそうせざるを得ないです
ぶちこわし癖の愛着パターンをもった人たちは
その癖により、社会的なキャリアを築くことが困難であり
スキルアップや円滑な人間関係をベースに信頼関係を構築する
という社会生活からはどうしてもドロップアウトしていきます
■ぶちこわし癖の愛着パターンを克服するにはどうしたらいいか
一つ、知ってほしい事は
「ぶちこわし」癖をもった愛着パターンの人は
自分のその癖に「気づいていない」ですし
自分でもどう治したらいいのか分かっていません
そこで、どうしたらいいかというと、
「ぶちこわさなくたっていいんだよ」
ということを示してあげるのがいいです
どんなに予定や約束を守れなかったとしても
一定した、ムラのない、受け入れる態度で接する
ことが必要です
そして
予定や約束を守る事や相手の要望を受け入れることは
決して不快なことではなく、むしろ気分のいいことなのだよ
と示してあげること
これはとてもとても辛抱強く取り組んであげる必要があります
「ぶちこわし癖」の愛着パターンの悪循環は
周りにいる人たちのエネルギーを奪い、消耗させます
しかも、当事者である本人は、無自覚に、です
無自覚と言うことプラス本人はそれ以上の苦しみを抱えており、その事に気づく余裕がありません
そして、本人もまた、そんなことばかり
を繰り返すエネルギーのロスは相当辛いものであり
その後の人生の損失は大きなものでしょう
でも、そこから救出され、その癖を治すことができた時
きっとその人はあなたに心から感謝し、生涯大切に想うと思います
■大切な人が「ぶちこわし癖」愛着パターンを持った人だったら
まず、そのマイナスのエネルギー
に決してあなた自身は巻き込まれない
ようにしてください
そして、どうか、辛抱強くプラスの態度で接してください
もう一度言います
「ぶちこわさなくたっていい」んです
そのことに
気づいてもらえれば
その人は
ぶちこわし癖愛着パターン
から脱け出せます
この癖を持つ方に直面していたら
どうか頑張って忍耐と根気をもって
助け出してあげてください
そして、何かあれば、愛育Lab. へご相談ください