傷ついた自分に気づいていない人は…
傷ついた自分の心に気づいていない人は、相手をいつのまにか傷つけて、ものすごく失礼な人だと勘違いされることがあると思うんです。
大人になればなるほど
大人になればなるほど、相手の心ない言葉や失礼な態度にびっくりしたり、驚いたり、時には傷ついたりすることが増えるように感じることがあるんですよね。
なんでそんなこと言うのだろう、
悪気がある訳じゃないだろうけどすごく嫌な感じ、
その言葉、すごく失礼だと思うのに、
という感じで、なんだかこの人と一緒にいると傷つくなあ…という人。
「それってどういうこと??」「この人がガサツなだけ?」と自問自答してみても、結局、この人がただの失礼なのか…と納得させたり
悪気なく相手を傷つけているとき
何か意図をもって(相手を傷つけよう、意地悪しよう、コントロールしようetc…)失礼なことを言っている場合は、その意図を見抜く力と対応力次第で、事は回避できたり、自分や相手との関係性を見直すきっかけになるので、結果的によいことへと転換できるけれど。
悪気なく相手を傷つけている場合、そういう人から無駄に傷つけられてしまうのはあまりに勿体無いので、覚えておくといいなあということがあります。
それは、失礼なことを平気で言ったり、意図なく人を傷つける人は、その人自身が自分で自分を大切に扱うことを知らない人なのかもしれない、ということです。
自分を大切に扱えていないとき
自分の心が傷ついたことに気づかない、もしくは気づくことが怖くて気づかないふりをしていることで、段々と心が凍りついた状態になり、その結果、カチカチのつららのようなトゲを持って相手と接することになり、そのトゲで無意識に相手を傷つけてしまうんですね。
人との折り合いがつかないときは、自分との折り合いがついていないときなんです。なので、あなたのことを傷つける人は、もしかしたら、自分との折り合いのつけ方がわからずに、苦しんでいる人なのかもしれません。
傷ついた自分に気づいていないときは
傷ついた自分に気づいていないときというのは、心が氷のように固まっているときでもあります。それは、心の奥底で何かに執着していたり、とらわれている思いや感情があったり。さらにその思いや感情に体の感覚もともなった状態で、パッケージされフリーズされて潜在意識に格納されています。なので、 その傷ついた思いや感情に紐づく出来事が、必ず目に見える現象として現れてくるんですね。
パッケージされた氷の塊のような思いや感情をずっと持ったまま毎日を過ごすしていくことで、なんだか生きづらい、心から楽しめない、いつも悲しさがある、怒りを感じやすい、というような状態を引き起こします。
そんなときは、体に病気がないかどうか健康診断を受けるのと同じように、自分の心にまだ癒されていない傷がないかどうか、よ〜く心の中を点検してあげるといいと思うのです。
心の中にある痛みを無視しないこと
咳や熱を放置すれば、風邪は悪化し、いづれは病気になります。それと同じように、心の中にある痛みを無視をしたり、気づかないふりをしたり、平気なふりをすることで、いづれは対人関係の中に苦しみを生み出します。
心の中にあるその痛みや悲しみには”時間の概念”は存在しません。だからこそ、”時が経てば癒される”という神話では解決しないのです。
心の傷はしっかりと癒す必要があるということを知ってほしいと思います。