愛情がたまる器、たまらない器

愛情がたまる器、たまらない器

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・愛情を注いでも注いでも、愛情を返してくれないと感じる人

・愛情を注いだ分だけ、受け取って返してくれると感じる人

・愛情を奪ってばかりだと感じる人

これらの違いはどこからくるのでしょうか。たとえば、愛情がたまる器があったとして、それぞれが持っている愛情のたまる器を4つの種類に分類してみます。

愛情の器の4つ分類

①器の底が抜けていて、愛情がたまらないタイプ
②器の口が小さくて、愛情を受け取りづらいタイプ
③そもそも器がないので、愛情が全然入らないタイプ
④安定した器があるので、愛情がちゃんとたまっていくタイプ

④の安定した器を持っている人

④の安定した器を持っている人は、注がれた愛情を安定的にためていくことができるので、心には満足感があり、安心して愛情を受け取っていきます。

またその満足感や安心感があることで、行動に向かうエネルギーに満ちあふれ、積極的に自分の活動範囲を広げていくこともできます。

また失敗をしても、うまく自分で気持ちの切り替えをしたり、感情をコントロールしながら
また新たなチャンスに向けて行動を続けていきます。

③の”そもそも愛情の器がない” “愛情がたまらない”の人

しかし、例えば、③の”そもそも愛情の器がない” “愛情がたまらない”タイプの人は、「愛情がたまる」という感覚を知りません。それは言い換えれば、安心・安全な場がどんなものなのか。心の拠りところを持つとはどんな感覚なのか。持ったことがないので、その感覚を知らずにいるということ。

この愛情の器の違いは、子どもや学生の頃よりも社会に出たときに能力以前の問題で深刻な問題として表層化するか、社会性の面で歴然とした差を感じることになります。

なぜ安定的な器を持つ人と器を持たない人がいるのか

そもそも、なぜ安定的な器を持つ人と器を持たない人がいるのかを考えると

愛情をためる器は、その人が生まれたときから大人になるまでの間に養育者である親もしくは周りの大人がその関係の中で作ってあげなければ、初めからあるものではないということ

愛情の器がなければ、そもそも愛情はためられないし、愛情の器ができても愛情を取り入れるその器の口はその人によって様々で狭ければ入りにくいし、底が抜けていればためられない、となりますね。

愛情・愛着の問題を抱える子どもや大人の場合

単に「甘えるな」と厳しくするのも、ただただ甘やかし、その人の言いなりの愛情を注ぎ込んむのも
全くのナンセンスであり、事態は何も解決しません。愛情でのすれ違いや行き詰まりを感じていたら、まずはその人の持っている愛情の器を見極めてみることも大切ですね。

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