厳しくされたけれど愛されたという実感はないという思い

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「厳しくされたけれど愛されたという実感はない」という思い

幼少の時期を振り返ったとき、「小さい頃、母(または父)に厳しくされた記憶はあるけれど愛されたという思い出はない」という思いを持っている方ってそれなりにいると思うんです。

大人の愛着障害の場合、一つの見極めの指標として、親(生死を問わず)との愛着が安定したものとして、その人自身に統合されているかというのがあります。(詳しくは過去記事の「大人の愛着障害」)

もしあなたに「小さい頃、母(または父)に厳しくされた記憶はあるけれど愛されたという思い出はない」という思いがあったとして…

”いやいや、もう大人だし”とか、”そんな人いくらでもいるし”とか、”まあ、親なんてそんなもんでしょ”という思考でごまかしたり、打ち消そうとする感覚が出てきたとしたら…

実は何かしらの生きづらさに苦しんでいて、愛着からくるストレスが潜んでいるのかもしれない、ということを知ってほしいと思います。

思いの強さの度合いにもよるのですが、もしその思いが高ければ高いほど、まだ親との愛着が安定したものとして自分の中で統合されていないという見方から、安定したものへと再形成していけば、すごく楽になる部分が増えると思います。

”愛情の試し行為”は愛着障害が持つ独特の行動

いわゆる愛着安定型ではないとされる回避型、不安型、混乱型の分類を”非定型”と呼ぶのですが、非定型と分類される場合において、独特の行動パターンがあります。

その一つが、”愛情の試し行為”です。

どんな行動が”試し行為”なのかはまた今度書きたいと思いますが、”試し行為”への対応によっては、そこで愛着の再形成が行われ、後から愛着を安定化していくことができるんですね。

それは親以外の、たとえば友人や恋人との関係、結婚してからの夫婦の関係、又は自分自身が子どもを授かり親になる、という関係性と愛着感覚がこもったコミュニケーションを経験していくことで、後から愛着を安定したものへと再形成していくことで、いつの間にか、”試し行為”がなくなる、ということもあるんですね。

”度合いの強い思い”にはよく問いかけてみよう

今回は、「小さい頃、母(または父)に厳しくされた記憶はあるけれど愛されたという思い出はない」という思いを例に書きましたが、これ以外にも自分の中で何度も何度も出てくるとか、何年もずっと持っている思いというのは、思いの度合いが強いんですね。

度合いの強い”思い”には、あなたの心が助けを求めています。あなたの深い部分にある愛着や心の傷が「この思いに気づいてほしい」と一生懸命サインを送っているんですね。

そんなとき、その思いに問いかけてあげてほしいと思います。できれば、カウンセリングやセラピーの中で、自分では気づけない深い部分にある思いにまで気づいて、癒す、回復させる、というプロセスを経験してみてほしいです♪


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