愛着の3つのはたらき
ボウルビーが示している愛着の理論
ボウルビーが示している愛着の理論では、愛着が”基本的信頼感”を育てることを助け、母親機能として3つの基地となることを提唱しています。
- 子どもの心やからだの安全を保証する「安全基地」
- 子どもが ほっとできる居場所としての「安心基地」
- 子どもが社会的探検を行う際の「探索基地」
(探索基地は、「いってきます」と出かけていき、その結果を必ず報告にいける場所)
母親機能の回復や代替として
愛育Lab.ではこの母親機能の回復や代替として、子どもの愛着の構築、また大人でも未完全もしくは未構築の愛着形成を一緒に目指します。
愛着支援の考え方として、愛着は決して、「いつまでに獲得しなければ獲得が困難になる」というような臨界期のあるものではなく、いつでも心理的な支援で愛着は取り戻せるものであり、生涯発達として、愛着の再形成の支援は可能であることを踏まえています。
愛着支援をする側の人にもセラピー・カウンセリングを
また愛着支援をする側の方々、例えば、保育士や幼稚園の先生など、特に子どもに携わる方々には、大人側の投影や抑圧がそのまま子どもに影響を与えるインパクトも大きく作用すると思います。
だからこそ、大人側にも、しがらみなく、なんでも本音を話すことが守られる安心・安全基地、そして、日々の社会活動の中でそれをそのまま相談や報告ができる探索基地が必要だと思うのです。
大人だからこそ、自分を取り戻せる場、自分でも気づいていない本音を話せる場、しっかりと潜在意識にまで問いかけをすることで自分自身をクリアにできる場、として、セラピーやカウンセリングを利用してほしいと思っています。
心の土台に愛着を♬